甲州リハビリテーション病院 様
ナレティProの導入に至った経緯
当院ではこのたび、診療報酬検索システム「ナレティPro」を導入する運びとなりました。導入のきっかけは、施設基準管理の担当者が人事異動により変更となり、新たな担当者が業務内容の把握に苦労していたことにあります。その際、インターネット上で診療報酬の検索が無料で行える「ナレティ」を見つけ、検索の手軽さに魅力を感じて、日常業務の中で活用するようになりました。
当初は点数表と併用しておりましたが、ある日、ナレティと点数表で説明内容に相違がある箇所を発見し、厚生労働省に確認したところ、ナレティの情報が正確であることを確認しました。これにより、ナレティは情報の正確性・更新性ともに信頼できるツールであると実感し、自分だけでなく院内全体の業務効率化にもつながるのではないかと考え、事務内のミーティングで紹介いたしました。
ミーティング内でも高く評価されたことから、さらにナレティProの機能について調査を進めたところ、当院がこれまで抱えていた以下のようなリスクや業務負担の軽減が期待できるシステムであることが分かりました。

① 情報収集面
診療報酬に関する告示・通知・疑義解釈は頻繁に更新されるため、正確な情報収集および共有が非常に困難でした。また、検索には相応の経験と専門知識を要し、結果として業務が属人化しやすい傾向にあります。新人職員が知識を習得するには相当な時間とコストを要し、育成面でも課題を感じていました。
② 情報共有面
チーム全体で知識を構造化・共有できる手段が乏しく、特に点数表に記載されていないような監査対応やレセプト査定等に関する実務情報の共有に限界がありました。
たとえば「この算定は査定されやすい」「監査で指摘されやすい」など、現場で蓄積された実務知識は非常に重要である一方、それらは個人の経験や口伝、院内メモに依存しがちで、継続的なナレッジとして蓄積・共有されにくい状況でした。こうした背景から、時間の経過とともに重要な知見が失われてしまうリスクを常に感じておりました。

ナレティProは、これらの課題を解消し得るシステムであることや、柔軟なカスタマイズ性・迅速かつ丁寧なサポート体制にも強く惹かれました。
当院では、これまでにもさまざまなシステムの導入を検討してまいりましたが、当院特有の運用に対応できる柔軟性が不足していたため、カスタマイズ性の限界から断念してきました。しかし、ナレティは非常に柔軟な対応と素早いサポート体制が印象的であり、この点も導入を決定する大きな要因となりました。
ナレティProに期待するところ
ナレティProには、上述のような業務上の課題やリスクを回避し、作業の効率化を実現できるツールとして大いに期待しております。特に以下の点について、今後のさらなる発展を心より願っております。
・業務の属人化を防ぎ、診療報酬に関する情報収集・解釈の効率化
・チーム内での多職種間の情報共有の促進
・対象疾患や加算項目を一覧表示できる便利機能(すでに一部ご対応いただき、感謝しております)
・診療報酬に関する決定事項だけでなく、制度や業界の動向を伝えるニュース発信機能
・ラインマーカー機能(多くの情報の中から注目したい・よく使う部分をより強調する機能)
・ベンチマーク検索を複数条件で簡易的に実行できる機能
ナレティProは、これまで点在していた情報の整理や共有を可能とする画期的なシステムであり、今後の医療事務業務の質的向上に欠かせない存在になると感じております。更なる機能拡充やアップデートにも期待しておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

