ノンストレステスト – 令和4年度診療報酬改定
告示
通知
- ノンストレステストは、以下に掲げる患者に対し行われた場合に算定する。
- 40歳以上の初産婦である患者
- BMIが35以上の初産婦である患者
- 多胎妊娠の患者
- 子宮内胎児発育不全の認められる患者
- 子宮収縮抑制剤を使用中の患者
- 妊娠高血圧症候群重症の患者
- 常位胎盤早期剥離の患者
- 前置胎盤(妊娠22週以降で出血等の症状を伴う場合に限る。)の患者
- 胎盤機能不全の患者
- 羊水異常症の患者
- 妊娠30週未満の切迫早産の患者で、子宮収縮、子宮出血、頸管の開大、短縮又は軟化のいずれかの切迫早産の兆候を示し、かつ、以下のいずれかを満たすもの
- 前期破水を合併したもの
- 経腟超音波検査で子宮頸管長が20㎜未満のもの
- 切迫早産の診断で他の医療機関から搬送されたもの
- 早産指数(tocolysis index)が3点以上のもの
- 心疾患(治療中のものに限る。)の患者
- 糖尿病(治療中のものに限る。)又は妊娠糖尿病(治療中のものに限る。)の患者
- 甲状腺疾患(治療中のものに限る。)の患者
- 腎疾患(治療中のものに限る。)の患者
- 膠原病(治療中のものに限る。)の患者
- 特発性血小板減少性紫斑病(治療中のものに限る。)の患者
- 白血病(治療中のものに限る。)の患者
- 血友病(治療中のものに限る。)の患者
- 出血傾向(治療中のものに限る。)のある患者
- HIV陽性の患者
- Rh不適合の患者
- 当該妊娠中に帝王切開術以外の開腹手術を行った患者又は行う予定のある患者
ただし、治療中のものとは、対象疾患について専門的治療が行われているものを指し、単なる経過観察のために年に数回程度通院しているのみでは算定できない。
- ノンストレステストは入院中の患者に対して行った場合には1週間につき3回、入院中の患者以外の患者に対して行った場合には1週間につき1回に限り算定できる。なお、1週間の計算は暦週による。